楽天モバイルから日本通信へ乗り換え
前回で端末の初期設定は済みました。
次は、通信キャリアの変更をしていきます。
物理SIM再発行のお値段
現在は楽天モバイルを利用しており、iPhoneSE2にはeSIMが入っていて、かつ、購入した新端末POCO F7はeSIM非対応。
そのため、同じキャリアを使い続けたければ、物理SIMを再発行してもらい、POCOに入れないといけないんですが、

楽天モバイルは物理SIMの再発行に3300円かかります。
少し調べてみたところ、どこのキャリアでも物理SIMの再発行はこれぐらいかかるみたいですね。
3300円というのは楽天モバイルの利用料3か月分だし、他キャリアの初期手数料分に相当します。
物理SIMを再発行するだけなのに、これは少しもったいないですよね。
ということで、POCO F7への機種変更をキッカケに回線を変えてみようかなと考えました。
楽天モバイルに対するプチ不満
地方住み(人口約7万人)で、楽天モバイルを2年間利用しています。
通話無料のRakutenLinkや屋外での通信速度などの全体的なサービスには満足している、というか、価格なりに納得しているんですが、やはり巷で言われている通り、建物の中には弱い感じがします。
外では普通にアンテナが4本なのに、ホームセンターやスーパー内では圏外になったりとか、広告の多いバーコード決済の立ち上がりが超遅かったりとか、結構不安定なところがあります。
まぁ、これぐらいは我慢できますよ。いかんせん安いですし。
しかし、個人的にもう我慢しきれないことが一つあるんですよね。それは…
職場の昼休みに安定して原神ができない!!
職場の立地は極端な郊外ではないものの、市街から少し外れたプチ工業団地みたいなところです。
この件は結構タチが悪くって、全くつながらないわけではなく、ブツブツ切れたりで本当に不安定です。
仕事はシフト制なので、昼休みは12時~13時以外がほとんどでこのザマですからね。(防虫対策のための完全締め切りも影響大?)
職場でインしない→帰ってからイン忘れ→樹脂あふれのコンボが結構な頻度で起こります。
乗り換え先は「日本通信」
楽天モバイルより”明らかに”安いキャリアは日本通信だけでしょう。

まぁ、安いですよねぇ。
ただ、このお値段は純粋な「通信費」のみで、MNP割引などを含めた「端末代」まで考えると、他キャリアとの差は縮まると思います…が、それにしても290円は安い。
日本通信に端末の販売やMNP割引はありません。
現在の通信環境だと、2年レンタルの1円スマホを使い続けるのがベストな選択でしょう。
しかし、自分みたいにレンタルを嫌う場合なら端末を安く購入し、かつ通信費も可能な限り抑える方がいいに決まっています。
日本通信に関して、速度のことや噂話などを調べてみると…
- 設定上限超過時の通信制限は約100kbps
- 平日12時頃は速度が落ちる
- 平日18時頃にYoutubeの速度制限がある
- 支払はクレカのみ
- 地方は厳しい?
- 屋内はやや弱い?
このあたりがよくヒットします。まぁ、個人的な対策としては…
- 自宅の固定回線がモバイルルーター(UQ WiMAX)なので、外出時はこれを持ち歩けばよい
- 職場の昼休みは13時以降であることがほとんど
- Youtubeは自宅で見ればいいだけ
- 使ってみなければわからないし、契約に大したリスクがない(日本通信は契約の縛り一切なし)
- というか、どうせ職場で安定しないなら安い方がいい
こんな感じかなと。書いてて思いましたが、自分は割と日本通信向けの人の様な気がします。
ちなみに、楽天モバイル時代は月平均1GB~1.5GBでした。
しっかり意識して節約すれば1GB以内には収まるはず。
まぁ、楽天モバイル時代と同じように使ったとしても510円(290円+1GBあたりの追加料金220円)ですからね。
事前にスターターパックを購入
初期費用とスターターパックの価格
申し込み時にスターターパックを利用すると、初期費用3300円が無料になります。

スターターパックは2279円@Amazonでした。
ということは、スターターパックの購入で1021円お得ということに。
自分が調べた限りだと、日本通信のスターターパックにダウンロード版はありません。
ということは、スターターパックが届くまで時間がかかります。早く回線を切り替えたい場合は注意が必要です。
スターターパックの外観と中身
そして、到着したスターターパックはこんな感じ。

中には申し込みの流れや、申し込みコードが印刷された紙が同封されています。

スターターパック使用のタイミング
最初の申し込み画面で、

「事前にスターターパックを購入した」を選択します。
そして、マイナンバーカードの認証後のこの画面で、

スターターパックに記載された申し込みコードを入力すればOK。
契約申し込み時に気になった点・つまずいた点
ザックリとした申し込み手順
申し込み時の大まか流れは大体こんな感じでした
- プラン選択
- eSIM・物理SIMの選択
- データ上限や通話オプションなどの選択
- MNPワンストップの予約
- マイナンバーカードの読み取り
- スターターパックのコード入力
- 本人確認の情報入力
- クレジットカード情報の入力
マイナンバーカードの読み取りにてこずった(下記参照)ものの、結構早く終わりました。
申し込みに必要なものは、下記の3点です。

プラスでMNPを2ストップで行うなら、MNP予約番号が必要です。
IDの作成
日本通信IDを所持してなくても申し込み自体は可能です。

こういう選択肢が出現するので「IDを新規登録する」にチェックを入れればOKなんですが、自分の場合は申し込みをリセットされ、やり直しを喰らったので、IDを作成してから申し込んだ方がいいと思います。
マイナンバーカードの読み込み
POCO F7にマイナポータルアプリはダウンロードできませんが、マイナンバーカードの読み取りは可能です。
もちろん、マイナンバーカードを使用せずに契約できます。必須ではありません。

「券面事項用」と「署名用」の暗証番号が2つ必要です。

暗証番号を入力後、「読み取り開始」をタップし、マイナンバーカードを読み取らないといけないんですが、POCO F7の読み取り位置がよくわからなかったので…

5回ぐらい連続で読み取りに失敗し、申し込みを1度やり直すハメになりました。(POCOの中央やや上らへんで読み取り失敗)
そして2度目の正直、POCO F7とマイナンバーカードのサイズがピッタリすぎて、分かりにくいと思うんですが、

(赤枠の中にマイナンバーカードのビニールが見えるのって分かりますかね?)
こんな感じで読み取ったら1発クリアでした。(金属がどうのっていう表記があったので、畳の上での読み取ってます)
MNPワンストップ
自分がこの制度を利用するのは初になります。

「どうするんだろうなー」とぼんやり不安だったんですが、こちらからするべきことはありません。MNP予約番号は不要ってことですね。
ただ、申し込みの流れのなかで、

日本通信アプリ内から楽天モバイルのサイトに移動し、MNPの手続きを行います。
ワンタイムパスワードで本人確認を進めると、

MNPワンストップの予約は完了します。
申し込み完了から物理SIMカードが届くまで

物理SIMカード発送は3営業日前後だそう。
ちなみに、通話付きの物理SIMカードは本人確認が必要なので、対面受け取りのみとなり、投函や置き配などは不可です。
物理SIMが自宅に到着
自分の場合のタイムラインはこんな感じでした。
- 12月2日(火)20時頃…アプリからの申し込み完了
- 12月4日(木)22時頃…「合理的シンプル290プラン 発送のお知らせおよびMNP回線切り替えのお願い」というタイトルのメールが届く
- 12月5日(金)18時頃…SIMカードの対面受け取り(時間指定)
届いた封筒には「SIMカード」と「スタートガイド」が封入。


「スタートガイド」書いてあることは、このページと同じっぽい。
この「スタートガイド」に沿って、回線を切り替えていきたいと思います。
回線の切り替え申込み
日本通信のアプリ「マイページ」から、

「MNP回線切り替え」をタップすると、

この画面に切り替わり、指示通りUSIM番号の下4桁を入力。
画面上は何も起きませんが、「合理的シンプル290プランMNP回線切換え申込み受付のお知らせ」という件名のメールが届きます。

これはあくまで、「切換えの申込みを受け付けた」というだけで、回線の切り替えは未完了とのこと。
- 0:00~10:00までに切換え申し込み…当日11:00までに完了
- 10:00~20:00までに切換え申し込み…1時間以内
- 20:00~24:00までに切換え申し込み…翌日11:00までに完了
自分は21時頃にこの作業を行ったので、明日の午前11時まで待たないといけないのか…というか、「までに」ですから難しいですよね。「に」なら分かりやすいんですが。
まぁ、とりあえずメールが来るを待ちます。
…
で、切り替え申込みの翌日9時頃に日本通信からの「合理的シンプル290プラン MNP回線切り替え完了のお知らせ」と、楽天モバイルからの「解約完了のお知らせ」のメールが同時に届きました。
ちなみに、楽天モバイルの解約月の請求は…

日割りはなく満額請求です。
まぁ、知ってたんですけど。早く切り替えたかったんですよね。
ちなみのちなみに、日本通信も解約月の日割りはなく、満額請求になります。
SIMカードの挿入
回線の切り替えが終わったので、SIMカードの挿入をしていきます。
まずは本体の電源をOFFにします。(POCO F7は音量+と電源ボタン同時押し)

POCO F7のSIMトレイは本体左下にあります。
左下の小さい穴に付属のピンをぶっ挿せば、トレイが引っ張り出せます。

SIMカードは一番内側でカット。(POCO F7はnanoサイズのSIMに対応)
角を合わせれば、裏表も勝手に合います。
SIMカードをセットした後は、真横から見てSIMカードがしっかり収まっているかを確認しましょう。(結構難しい)
その後は、SIMトレイを元に戻して電源ON。
【設定】→【モバイルネットワーク】から、本体に入っているSIMカードが見れます。

SIMカードが認識されていますね。よかったー。(白塗は電話番号)
というか、今気づいたんですが、APN設定前のスクリーンショットでも、モバイル通信が開通してますね。
もしかしたら、APN設定は不要だったのかもしれない。
APNの設定
【モバイルネットワーク】から認識されているSIMカードをタップ→【アクセスポイント名】をタップ。

日本通信のAPNが選択肢にないので、下にある【新しいAPN】を選択。
入力するべき情報は公式に載っています。
表記されている情報のみを入力し、その他は空欄のままでOKです。
設定が完了すると無事に開通…というか、自分の場合は既に開通してたっぽいんですが。
使用感などは、これからしばらく使ってから追記しようと思います。
外に出て一通り使ってみましたが、屋外・屋内ともに圏外にはならず、快適に使用できています。
POCO F7とドコモ回線との相性は問題なさそうです。



