ファイナンシャルプランナー(FP)2級に合格!
FP3級は5月24日に受験、6月16日に合格済みからの…
FP2級は8月2日に受験、9月16日に合格しました。
といっても、CBT受験は試験終了後に即点数が分かるので、合否は分かっていたんですけどね。
ファイナンシャルプランナー2級は受験資格があり、
「FP技能検定3級合格者」「FP実務経験2年以上」「AFP認定研修修了者」
のいずれかを満たす必要があります。受験申込時に申請が必須です。
3級が割と余裕(学科55/60、実技100/100)だったので、2級もノリで行けるだろうと思いきや、結構時間と労力がかかりましたね…。
試験範囲は全く変わらないんですが、問われる深さが全然違います。
受験の動機
自分は製造業なので仕事に直接使うわけではないんですけど、単純に自己啓発と暇つぶしが受験の動機でした。
まぁ、ノリは軽かったんですが、本当に勉強してよかったなと思いましたよ。
というのも、FPの試験範囲は以下の6カテゴリーで…
- ライフプランニングと資金計画…教育ローン・住宅ローン・公的年金・健康保険など
- リスクマネジメント…生命保険・損害保険など
- 金融資産運用…景気の指標・金融・債権・株式・金融商品など
- タックスプランニング…所得税・住民税など
- 不動産…宅建士・借地借家法・不動産に関わる税金など
- 相続税・事業承継…相続・相続税・贈与税・財産の評価など
元の知識や経験が浅かったというのもあると思うんですが、そのまま生きる力に直結する知識ばかりで「ああ、これってこうゆうことだったんだな」のオンパレード。
FPの勉強を通じて、モヤモヤしていた霧みたいなものが、結構晴れたような気分です。
特にFP3級の取得は義務化してもいいぐらいだと感じました。
勉強方法
FP3級・2級ともにいわゆる「独学」というやつ。
勉強期間
FP3級
ゴールデンウィークに予定が全くなかったので、唐突に勉強しようを思い立ち、4月25日ぐらいから勉強スタートで受験日は5月24日の約1か月。
FPは6月を境に試験範囲が変わるらしいので、結構慌ててたというのはあります。
FP2級
FP3級受験が終わってからの即スタート。
5月下旬スタートで受験日が8月2日ですから約2か月勉強していたことになります。
ただ、3級に比べ結構ブレーキがかかっており、よく言えば「腰を据えていた」、悪く言えば「グダグダしていた」という感じかなぁ。
平日5日間合計で5時間前後、仕事が休みの日は3~4時間ぐらいのペースぐらいでした。
使用した教科書
FP3級・2級ともに同じで「みんなが欲しかった」シリーズ。
欠点から言うと、この教科書1冊でフォローしきれていない部分が多々あり、教科書で触れられていない範囲は問題集で補完しているような印象を受けました。それと、教科書に問題はついていないのも注意点です。
逆に言えば、厳選されて完結にまとめられているとも表現ができるんですが、3級はともかく2級はこのセットに頼ると少しつらいかもしれません。
ただ、個人的には教科書と問題集がセットで相互補完的にデザインされている「みんなが欲しかった」シリーズとは相性がよかったと思います。
雑に作られている感じは全くなく、入口を丁寧に作った結果、こういう形になったということでしょう。
使用したその他のサイト
使用した教科書以外に利用したサイトは2つ。

まぁ、鉄板ですよね。
自分は講義とか授業が嫌いなので、動画サイトなどは利用していません…が、少し失敗だったのかなぁとも思います。(特に2級勉強時)
実際に行った勉強法
- 「教科書の1セクションが終わるたびに問題集を解く」を続けて、教科書と問題集を2周する
- 5年分のFP2級ドットコムの過去問道場を学科と実技を通して解く。学科と実技は同範囲なので分けて対策しない
- 後はひたすら過去問を解き続ける
シンプルですがこれだけです。
自分の場合、どんな資格でも教科書を1周するだけで過去問を解き始めたら、お話にならない感じになってしまうため、必ず2周はします。
加えて、FPだけではなく、どんな勉強でも意識して行っていることが2つあり…
- 教科書を読み通す時は一方通行で、分からなくても戻ることはしない。前に進み切ること
- 過去問を解き始めたタイミングで、エクセルなどに分からない・難しいと感じた単語・表現などをメモしておき、単語帳みたいなものを作っておく
「やりきろうとすること」と「分からないことを後から見返せるようにすること」は重要だと感じています。
勉強法の反省点
特に2級は、FP2級ドットコムの受験報告掲示板によく書かれている通り、学科が非常に難しく、表現の方法が変化するだけで体感の難易度が跳ね上がります。過去問の表現に慣れすぎるのもよくないんですよね。(ただし実技は過去問だけでもOK)
一通り固めたら、一つのメディアに固執せず、外に出るべきだったと2級の学科受験後に反省してました…。
教科書と過去問道場だけではなく、動画サイトの講義なども活用するべきだったなと。
CBT試験
自分は、8月2日の13時頃から連続で学科と実技を受験しました。
ちなみに、CBT受験は実技と学科を別の日に受験可能です。
学科
- 制限時間…120分
- 出題形式…すべて4択
- 問題数…60問
- 合格ライン…36/60点以上
制限時間いっぱいまで粘って、画面が切り替わり「45点」という点数が画面に表示された瞬間、ホッとしましたねー。
見直ししながら「45点ぐらいだろうな」と予想していたら、本当に45点ジャストだったのはビックリしましたけど。
本当に見たことのない問題や表現が多く、結構焦りました…。
上にも書いた通り、出来るだけ多くのメディアに触れ、多角的に勉強することが一番の対策になると思います。
(受験後印刷してもらえるスコアレポート/公式ウェブサイトでも見れます)
実技(資産設計提案業務)
- 制限時間…90分
- 出題形式…選択・記述が混在
- 問題数…40問
- 合格ライン…60/100点以上
15分ぐらい休憩をはさんで臨んだ実技試験。
こちらは割と余裕がありました。
過去問をしっかりやりこんでいれば落ちることはないはず。
(こちらも受験後印刷してもらえるスコアレポート/公式ウェブサイトでも見れます)
ちなみに、合格率は…
みんなが欲しかった!FPの教科書のP27によると、
全体で50%ぐらいらしい。結構高いなという印象です。
合格発表と合格証書
9月16日にサイトで合格発表があり、18日ぐらいに合格証書などが自宅に到着。
FPは毎月16日に前月分の合格発表があるみたいですね。
2級・3級ともにこんな封書が届きます。
中には「結果通知書」と「合格証書」が入ってます。
学科と実技合わせて受験料11,856円払ってますから、これぐらい豪華じゃないとね。まぁ、飾ろうとは思いませんけど。
今後の展望
届いた封書にはこんなチラシも同封されてました。
AFPという資格もあるみたいですが、入会費10000円、年会費12000円かかるらしい。これはありえんわ。
まぁ、2級とくれば、次は1級なんですけど、
- FP2級合格+FP業務1年以上の実務経験
- FP業務5年以上の実務経験
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級合格者
という受験資格の壁が立ちはだかります…。
もう少し勉強を続けたいという気持ちもあるんですが、とりあえずFPの勉強はこれにて終了かなと考えています。