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教習項目10:自動車の保守管理

自動車各部の保守と手入れ

四輪車の保守と手入れ

ライト

レンズの泥やほこりをふき取り、破損がないか調べる。

ウインドウ・ガラス

ガラスクリーナーや油膜取りを使って常にきれいにしておく。

前面ガラスにマスコット類を下げたり、後部座席のブラインドカーテンなどで視界を妨げたり、前面ガラスや運転両側面のガラスに濃い遮光シールを貼ったりしてはいけない。

ワイパー

ワイパーのゴムがガラスに密着するか、老化していないか。

ウインドウ・ウォッシャ液の量は十分か、適当な位置に噴射されるか。

バッテリー

電解液の量を調べる。少しずつ減少するので、補充するときは蒸留水を使用する。

二輪車の保守と手入れ

チェーン…ゆるみすぎていないか、張りすぎていないか。

マフラー…完全に取りつけられているか。

車輪…ガタやゆがみはないか。

ハンドル…重くないか、ワイヤーが引っかかっていないか、ガタはないか。

バックミラー…よく調整されているか。

携行品、工具などの点検および使用法

携行品の点検

二輪車を除く自動車は、非常用信号用具(赤色懐中電灯か発炎筒のどちらか)を携行しなければならない。

停止表示器材は、故障などで停止するときに使用するので、高速道路を通行するとき以外にも必ず携行する。

日常点検の方法

日常点検の必要性と法的義務

日常点検は、走行距離や運行時の状況から、適切な時期に自分自身の責任で行う。

ただし、事業用自動車や自家用貨物自動車は、1日1回、運行前に日常点検を行う義務がある。

日常点検を1日1回、運行する前に行わなければならない自動車

点検箇所と点検方法

運転席での点検

ハンドル

遊びが適当であるか。遊びは多すぎても少なすぎてもいけない。

ブレーキペダル

ペダルをいっぱいに踏んだときに、踏みごたえが適当であるか。

床板との隙間が少なかったり、踏みごたえが柔らかく感じたりするときは、ブレーキ不良のおそれがある。

停止中だけでなく、低速走行をして実際にブレーキをかけてみることも必要。

パーキング(サイド)ブレーキ

レバーをいっぱいに引いたときに、引きしろが多すぎたり少なすぎたりしていないか。

ウインドウ・ウォッシャ液の噴射状態

ウインドウ・ウォッシャ液の噴射の向きおよび高さが適当であるか。

エンジンルームの点検

ブレーキのリザーバタンクの液量

リザーバタンク内の液量が、規定の範囲内(MAXとMINの間)にあるか。

ウインドウ・ウォッシャ液の液量

タンク内の液量が適量かどうか。

バッテリーの液量

バッテリー各層の液量が、規定の範囲内(UPPERとLOWERの間)にあるか。足りない場合は蒸留水を補充する。

ラジエータなどの冷却装置

リザーバタンク内の冷却水の液量が、規定の範囲内(FULLとLOWの間)にあるか。

冷却水は、自然蒸発でしか減らないので、水量の減りが激しいときは、水漏れのおそれがある。

自動車の水温計は、冷却水の温度を表している。針がCとHの中間付近にあるのが適温。

ラジエータ

車を長時間運転しているとエンジンに負荷がかかって、高熱になっていきます。

ラジエーターは、稼働中のエンジンが熱くなりすぎないよう、冷却する役割を担っています。

引用元:ラジエーターとは。液やキャップの交換・修理|チューリッヒ

エンジンオイルの量

エンジンオイルの量が、オイルレベルゲージにより示された範囲内(FとLの間)にあるか。

エンジンオイルの点検は、必ずエンジンをかける前に行う。

ファンベルト

ベルトの中央部を手で押し、ベルトが少したわむ程度が適当。

車のまわりからの点検

灯火装置の点滅具合や汚れ、損傷

灯火装置の点灯具合や、方向指示器の点滅具合が不良でないか。

汚れや損傷はないか。

後退灯の点検は、チェンジレバーをバックの位置に入れて点検する。

タイヤ

空気圧…接地部を見て、空気圧が不足していないか点検する。左右同じにしておかないと、片すべりの原因になる。

表面…タイヤに亀裂や損傷はないか、異物が刺さっていないか。極端にすり減っていないか。

溝の深さ…十分であるかは、ウェアインジケータ(スリップサイン)で確認する。