第一段階(仮免前)：いやらしい問題

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Q1.歩道と車道の区別がある道路では、歩道に商品を陳列してもよい。

×：交通の妨げになるようなものを置いてはいけない。

Q2.12歳の子供を自動車に乗車させるときは、チャイルドシートを使用させなければならない。

×：チャイルドシートの使用義務は6歳未満(5歳以下)まで。

Q3.オートマチック二輪車で無断変速装置を採用しているものは、エンジンの力が常に車輪にかかるので、どんな時でも安定して走行することができる。

×：低速走行時にスロットルを完全に戻すと、車輪にエンジンの力が伝わらなくなり、安定を失うことがある。

Q4.オートマチック車のエンジンを始動するときのチェンジレバーの位置は、ハンドブレーキをかけていれば「Ｎ」の位置でもよい。

×：エンジンの始動は「P」でかけるのが基本。

Q5.オートマチック車は、エンジンの始動直後やエアコン作動時は、エンジンの回転数が低くなるので、発信する時はアクセルペダルを強く踏むとよい。

×：回転数が高くなり、急発進の危険がある。

Q6.黄色の灯火の矢印で、自動車は他の交通に注意して矢印の方向に進むことができる。

×：黄色の灯火の矢印は、路面電車専用。

Q7.青色の灯火の信号に対面する車は、直進し、右折し、左折することができる。

×：「車」とは、自動車と原動機付自転車、軽車両のこと。軽車両と二段階右折をしなければならない原動機付自転車は、右折できない。

Q8.黄色の点滅信号では、車は徐行して進まなければならない。

×：徐行の義務はない。ただし、他の交通に注意して進まなければならない。

Q9.正面の信号が赤色の灯火で、同時に青色の灯火の矢印が左へ出たときは、自動車や原動機付自転車は矢印の方向へ進行できるが、軽車両は進行してはならない。

×：軽車両も左折可。

Q10.「左折可」の標示板がある交差点では、赤色の灯火の信号があっても、車や原動機付自転車は、横断中の歩行者に優先して左折できる。

×：左折可の標示版があっても、歩行者や軽車両の横断を妨げてはならない。

Q11.交差点で、警察官が「止まれ」の手信号をしていたので、警察官の1メートル手前で停止した。

×：交差点があるときは、交差点の直前。

Q12.「一時停止(止まれ)」の標識がある交差点で停止線がない場合は、標識の直前で停止して安全を確かめる。

×：停止線がない場合は、標識の直前ではなく交差点の直前。

Q13.路面電車が通行していないとき、車は軌道敷内を通行することができる。

×：軌道敷内は原則通行禁止。

Q14.付近に交差点のない道路を運転中、緊急自動車が近づいてきたときは、徐行しなければならない。

×：左側に寄らなければならないが、一時停止や徐行の義務はない。

Q15.一方通行の道路において交差点付近を走行中、緊急自動車が接近してきたため、道路の右側に寄り徐行した。

×：交差点付近は、交差点をさけて左側に寄り、一時停止をしなければならない。

Q16.路線バス等優先通行帯を普通自動車で走行中、通園バスが後方に接近してきたが、路線バスではないのでそのまま進行した。

×：通園・通学バスも路線バスに含まれる。

Q17.原動機付自転車は、路線バス等優先通行帯が指定されている道路を通行できるが、大型自動二輪車は通行できない。

×：優先通行帯は、路線バスなど以外の自動車や原動機付自転車も通行できる。

Q18.原動機付自転車は、路線バス専用通行帯を通行できない。

×：専用通行帯は、指定された車と小型特殊自動車、原動機付自転車、軽車両以外は通行できない。

Q19.左右の見通しのきかない交差点は危険な場所なので、どんな場合であっても徐行しなければならない。

×：信号機などで交通整理が行われている場合や優先道路を通行している場合は、徐行しなくてもよい。

Q20.二輪の自動車の一般道路での法定最高速度は、エンジンの総排気量に関係なく60キロメートル毎時である。

○：原付は「二輪の自動車」ではない。ちなみに、原動機付自転車の法定速度は30km/h。

Q21.徐行とは、車がすぐ停止できるような速度で進行することをいい、優先道路を通行している場合であっても、左右の見通しのきかない交差点では、徐行しなければならない。

×：優先道路を通行している場合は、徐行しなくてもよい。

Q22.速度が2倍になると、空走距離もおおむね2倍になる。

○：ちなみに、制動距離は速度の2乗に比例する。速度が2倍になると、制動距離は4倍。

Q23.前の車との車間距離を保つときは、制動距離とほぼ同じぐらいの距離をとればよい。

×：制動距離ではなく停止距離以上の距離をとらなければならない。

Q24.車を運転中に歩行者のそばを通るときは、必ず徐行して歩行者を安全に通行させる。

×：安全な間隔(1m～1.5m以上)が取れなければ徐行する。

Q25.安全地帯のそばを通るときは、歩行者がいなくても徐行しなければならない。

×：歩行者がいなければ、徐行しなくてもよい。

Q26.横断歩道のない交差点を横断している歩行者がいるときは、一時停止をしなければならない。

×：一時停止や徐行の義務はない。ただし、横断を妨げてはならない。

Q27.横断歩道の直前で停止している車の前方に出る前には、必ず徐行しなければならない。

×：一時停止が義務。

Q28.止まっている通園・通学バスのそばを通るときは、一時停止をして安全を確かめなければならない。

×：通園・通学バスに対して、一時停止の義務はない。ただし、徐行の義務はある。

Q29.乗り降りのため停車している路線バスに追いついたが、安全だったので一時停止せず、注意して側方を通過した。

○：路線バスに対して、一時停止や徐行の義務はない。

Q30.初心運転者標識や高齢運転者標識や仮免許練習標識をつけている車を追い越したり追い抜くことは禁止されている。

×：追い抜きや追い越しは禁止されていない。

Q31.通行している道路が優先道路であれば、横断歩道の手前30メートル以内で追い抜いてもよい。

×：横断歩道や自転車横断帯は、優先道路であっても追い越しや追い抜きは禁止。

Q32.ひとり歩きの子どもや車椅子や白や黄色のつえを持った人や通行に支障のある高齢者などが通行しているときは、減速し、安全な間隔をあけて通らなければならない。

×：一時停止か徐行が義務。

Q33.学校、幼稚園、保育所などの付近は、徐行すべき場所として定められている。

×：注意する必要はあるが、徐行の義務などはない。

Q34.安全地帯のある停留所に路面電車が停止していたが、乗降客がいなかったのでそのまま通過した。

×：安全地帯がある場合でも、路面電車が停止している場合は、徐行しなければならない。

Q35.停留所で停車中の路面電車に乗り降りする人がいるときであっても、安全地帯がある場合は徐行しないで通過してもよい。

×：安全地帯がある場合でも、乗り降りする人がいる場合は、徐行しなければならない。

Q36.自転車横断帯に近づいたとき、自転車が横断しようとしていたので、いつでもその手前で停止できるような速度に落として通行した。

×：横断しようとしている場合は、一時停止の義務がある。

Q37.交通整理の行われていない交差点に進入する場合の優先権は、路面電車が最優先である。

×：同じような道幅であれば、路面電車が最強。

Q38.二段階右折をする原動機付自転車は、他の車や歩行者が間違うおそれがあるので、右折の合図をしてはいけない。

×：右折の合図をしながら直進する。

Q39.自動車が一方通行の道路から右折するときは、あらかじめ道路の中央に寄り、交差点の中心の内側を徐行して通過しなければならない。

×：一方通行の道路から右折する場合は、あらかじめ道路の右端に寄る。

Q40.交差点において、交差道路へ入ろうとする場合、交差道路が優先道路であるときは、必ず一時停止しなければならない。

×：徐行しなければならないが、一時停止の義務はない。もちろん、一時停止してもよい。

Q41.踏切を通過しようとするときは、まず踏み切りの直前で一時停止をし、左右の安全を確かめれば十分である。

×：前方や耳でも安全を確かめなければならない。「止まる」「見る」「聞く」が重要。

Q42.信号機のある踏切で、信号が青色のときは、一時停止や安全確認をしないで通過してもよい。

×：一時停止はしなくてもよいが、安全確認は必要。

Q43.環状交差点を右折しようとするときは、あらかじめできるだけ道路の中央に寄り、環状交差点の中心のすぐ内側を徐行しながら通行する。

×：環状交差点を右折するときは、あらかじめ道路の左端に寄り、環状交差点の側端に沿って徐行しながら通行する。

Q44.環状交差点に入るときの合図を行う場所は、その交差点から30ｍ手前の地点に達したときである。

×：合図はしなくてもよい。

Q45.転回するときの合図の時期は、転回しようとするときの約3秒前である。

×：右左折と同じく30m手前で合図を出す。

Q46.同一方向に進行しながら進路を変えようとするときは、進路を変えようとする30メートル手前で合図をしなければならない。

×：進路変更する前の3秒前に合図を出す。

Q47.二輪運転者が左腕のひじを垂直に上に曲げた場合は、左側の方向指示器を出したときと同じである。

×：これは右折の合図。

Q48.交差点の手前で車両通行帯が黄色の線で区画されているところでは、右左折のためであれば、その線を越えて進路を変えることができる。

×：右左折の場合でも進路変更禁止。

Q49.黄色の線で区画された車両通行帯で、黄色の線を越えて進路変更ができるのは、横断するときだけである。

×：もちろん横断も禁止。

Q50.同一方向に複数の車線があり、車両通行帯が黄色の実線で区画されている場合には、前車を追い越すときのほかは、他の通行帯に進路を変えてはならない。

×：追い越し時も進路変更禁止。

Q51.車両通行帯が黄色の線で区画されているところでは、緊急自動車が接近してきても、黄色の線を越えて進路変更してはならない。

×：緊急自動車に道をゆずるときは、進路変更をしてもよい。

Q52.道路の中央に黄色の線が引かれているところでは、追い越しをしてはならない。

×：右側にはみ出さなければ追い越し可。

Q53.標識や標示によって横断や転回が禁止されているところでは、同時に後退も禁止されている。

×：後退は禁止されていない。

Q54.道路外に出るため左折するときは、その直前で道路の左側によって徐行しなければならない。

×：「その直前」ではなく「あらかじめ」。

Q55.「車両横断禁止」の標識のあるところでは、右側でも左側でも道路に面した場所に出入りするための横断が禁止されている。

×：左側なら出入りしてもよい。

Q56.横断歩道や自転車横断帯とその前後30メートル以内の場所は、追い越しが禁止されている。

×：「前後」ではなく「手前」。

Q57.追い越し禁止の場所であっても、原動機付自転車であれば追い越しをしてもよい。

×：原動機付自転車でも追い越し禁止。軽車両は追い越し可。

Q58.原動機付自転車は、道路の左寄りを通行しなければならないので、他の車を追い越すときはその左側を通って追い越す。

×：原動機付自転車でも原則は右側から追い越す。

Q59.横断歩道や自転車横断帯とその手前から30メートル以内の場所は、追い越しは禁止されているが、追い抜きは禁止されていない。

×：追い抜きも禁止。追い越し禁止場所で追い抜きが禁止なのは、横断歩道と自転車横断帯だけ。

Q60.走行中に後続車から追い越されるときは、速度を下げなければならない。

×：上げてはいけないが、下げる義務はない。

Q61.車道の中央寄りを走っている路面電車を追い越すときは、その右側を通行する。

×：路面電車を追い越すときは、原則左側から追い越す。

Q62.進行中の前車の側方を通って前方に出ることは、進路を変えても変えなくても「追い越し」になる。

×：進路を変えずに前方に出ることは「追い抜き」になる。

Q63.バスの停留所の手前30メートル以内は、追い越し禁止場所である。

×：バスの停留所は、追い越しも追い抜きも禁止されていない。

Q64.優先道路を通行している場合であっても、交差点とその手前30メートル以内の場所は追い越しが禁止されている。

×：優先道路を通行している場合は、追い越し可。

Q65.こう配の急な下り坂は、追い越し禁止だが、追い抜きは禁止されていない。

○：横断歩道と自転車横断帯以外の追い越し禁止場所は、追い抜き可。

Q66.前の車が、原動機付自転車を追い越そうとしているときは、追い越してはいけない。

×：原動機付自転車を追い越そうとしている車を追い越しても、二重追い越しにはならない。

Q67.普通自動車で、ロープ等により故障した普通自動車をけん引するときは、けん引免許が必要である。

×：故障車をロープやクレーンなどでけん引する場合は、けん引免許は必要ない。

Q68.車両総重量が、850キログラムの故障車をロープでけん引するときは、けん引免許は必要ない。

○：故障車をけん引する場合は重量無制限。751kg以上の故障車ではない車をけん引する場合は、けん引免許が必要。

Q69.大型免許では、大型自動車、中型自動車、準中型自動車、普通自動車のほか大型特殊自動車を運転することができる。

×：大型免許で大型特殊自動車を運転することはできない。大型特殊免許で大型自動車を運転することもできない。

Q70.免許を受けている者が免許証を携帯しないで自動車を運転すると、無免許運転になる。

×：「免許証不携帯」という違反。

Q71.乗車定員11人のマイクロバスは、準中型免許で運転できる。

×：普通自動車と準中型は10人まで。

Q72.普通免許で、最大積載量2トンのトラックを運転することができる。

×：普通自動車は最大積載量が2トン「未満」まで。2tジャストは含まれない。

Q73.普通免許で、車両総重量3.5トン未満のトラックを運転することができる。

○：車両総重量3.5トン未満なら、普通免許でも運転できます。

	定員	積載量	総重量
普通	10人以下	2t未満	3.5t未満
準中型	10人以下	2t~4.5t未満	3.5t~7.5t未満
中型	11~29人	4.5t~6.5t未満	7.5t~11t未満
大型	30人以上	6.5t以上	11t以上

Q74.普通二輪免許で、小型特殊自動車の運転ができる。

○：できます。

Q75.原付免許で、小型特殊自動車を運転することができる。

×：できません。小型特殊免許で原動機付自転車を運転することもできません。