教習項目11：追い越し

追い越しの禁止

追い越しと追い抜きの違いは、進行中の前の車の前方に出る前に、進路変更するかしないかだけ。

駐停車している車などの停止中の車の横を通り過ぎることは、追い越しや追い抜きにはならない。

車が進路を変えて、進行中の前の車の前方に出ること。

車が進路を変えずに、進行中の前の車の前方に出ること。

以下の場所では、車や原動機付自転車(軽車両は含まない)を追い越すために、進路を変えたり、その横を通り過ぎたりしてはいけない。

【まさかトンネル、不幸なおっさん】

ちなみに、追い抜き禁止場所は、【おっ】の横断歩道と自転車横断帯のみ。残りは全て追い抜き可。

標識や標示で「追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止(はみ禁)」が示されているときは、道路の右側部分にはみ出して追い越しをしてはいけない。

ただし、追い越し自体は禁止ではない。右側部分にはみ出さなければ、追い越しは可能。

黄色の実線と白線がある場合は、自分に近い方の意味に従う。

追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止。

駐停車中の車を避けるときや、工事中などでやむを得ない場合、緊急自動車に道をゆずるときなどは、右側部分にはみ出して通行できる。

ただし、右左折時は進路変更不可。

片側の車線が6m未満の道路。右側部分はみ出し通行可。追い越し可。

片側の車線が6m以上の道路。右側部分はみ出し通行禁止。はみ出さなければ追い越し可。

他の車を追い越すときは、原則右側を通行しなければならない。自動二輪車や原動機付自転車でも、右側からの追い越しが原則。

前の車が右折するためや道路の中央(一方通行では右端)に寄って通行しているときは、左側を通行する。

路面電車を追い越すときは、原則左側を通行しなければならない。

レールが左側に寄っているときは、その右側を通過する。

追い越すときは、追い越す車との間に安全な間隔を保つようにする。特に二輪車を追い越すときは、間隔を多めに取る。

追い越し車線で追い越しをする場合、追い越しが終わったときは、すみやかにそれ以外の車両通行帯に戻らなければならない。

他の車に追い越されるときは、追い越しが終わるまで、速度を上げてはいけないが、速度を下げる義務はない。

追い越しに十分な余地がない場合は、できるだけ左に寄り、進路をゆずらなければならない。